
必要あって自宅敷地に咲いている小ぶりのひまわりを切り花にした。連想したのはとても気に入っているアニメ映画『夏へのトンネル、さよならの出口』の一場面。
駅のホームでのビニール傘の貸し借りで出会った主人公のふたり、塔野カオルと花城あんず。「ウラシマトンネル」調査で親しくなったふたりは、ある日、切り花状態にしたヒマワリをビニール傘に見立てて、出会いのシーンを再現して笑い合う。
その場面が脳裏に浮んだのだ。



この作品、「そのトンネルに入れば欲しいものが何でも手に入る」と噂される、「ウラシマトンネル」という非現実的な設定がありながら、なぜか、あまり非現実的な印象を与えない内容がとても魅力的だ。
ふたりが置かれた環境、ふたりの性格に心惹かれる。
そして、美しく斬新な映像に魅了される。
◆ U-NEXT:夏へのトンネル、さよならの出口 紹介画面


公式サイトには、この作品への入り口となる情報、作品を振り返る情報がたくさんある。
◆ 映画「夏へのトンネル、さよならの出口」公式サイト
https://natsuton.com/
主題歌「フィナーレ」もお気に入りの曲だ。このミュージック・ビデオを視聴すると、様々な場面を振り返ることができる。
◆ 主題歌
eill | フィナーレ。 (Official Music Video)
余談だが、主題歌「フィナーレ。」の動画を観ていて気付いた。
花城あんずの斜め前から見た顔、高校時代に文通していた女性によく似ている。

中学2年生春、両親が家を購入した関係で転校した。
転校早々、同じクラスの女の子に惹かれた。
夏が近づいてきた頃だったと思う、彼女がオレに好意を持っていることを、彼女の友人が話しているのを耳にした。
お互い惹かれ合っていたようだが、お互いにお互いの気持ちを伝えてはいなかった。
夏休みになった。
父親の仕事の関係で、急遽、愛知県から九州に急に引っ越すことになった。
親友以外のクラスメイトに挨拶もできないまま。もちろん彼女にも。
高校2年生の時、きっかけがあり、彼女と文通するようになった。
電話で話すこともあったがそれはごく稀なことだった。
携帯電話などない時代の話だ。
中2の時に転校した後、彼女と会ったのは、高2の夏休みと25歳頃の夏と2回だけだ。
高2の頃の彼女の顔はよく覚えている。
(参考)
JR下灘駅
https://www.iyokannet.jp/spot/3580
挿入歌
eill「プレロマンス 」
https://www.youtube.com/watch?v=IG7sBQXJWNs
挿入歌
eill | 片っぽ (Official Music Video)
https://www.youtube.com/watch?v=If_YLLnYYM4